23日、葛飾区議会第2回定例会が閉会。
まず午前中には保健福祉委員会が開催され、9日の委員会で報告を求めていた保育園補助金の誤支給額と対象園について報告がありました。(4年間で72園 総額 511,819,180円)
委員会には9日に引き続き、多くの報道関係者が集まりました。
17日に行われた保育園園長会で青木区長は「返還を求めていく」との区の方針から一転、全く議会に図ることなく「区の責任なので返還を求めない」主旨を発言。議会軽視と言わざるを得ない事態を招きました。
副区長の謝罪から始まった23日の委員会では各委員から区長、区側の議会無視の姿勢を質す意見、税金という自覚がない等、厳しい声が上がりました。
最終本会議の席上、区長は「議会、区民、保育所関係者に対してご迷惑、ご心配をおかけした」と謝罪、誤支給の対応について補助金が人件費としてきちんと活用されているか把握し、更なる調査とその内容を所管委員会に逐次報告し議論を重ね実施方針を確定していく、と述べました。
誤支給となった5億1千万は紛れもなく税金です。今回の区独自の「補助金」は、会計上、「扶助費」として計上されているとも聞いています。現在区として、これが「債権」に当たるのかどうか、法的な審査をしているとのこと。
返還についてをどのような対応をしていくのかについて、当然区長の一存で決定すべきものではありません。区長の報酬減額で責任を示せば納得できるものでもありません。区民の皆様にきちんと説明し、理解をしていただけるよう、返還すべきものは返還すべきです。
今後私たち区議会としても、区民の皆様に不安や不満、不信を招くことがないよう、しっかりと審議を尽くして参ります。m(__)m