2018年12月 月別アーカイブ

ネウボラに関する国際講演会に参加

2018年12月16日

13日、新宿文化センターで行われた国際講演会に参加しました。タイトルは「乳幼児の発達と親子コミュニケーション支援〜フィンランドの乳幼児精神保健とネウボラに学ぶ〜。公益社団法人 母子保健推進会議の主催です。

冒頭、佐藤拓代会長から講演会の趣旨説明がありました。医師である佐藤会長は「妊娠クライシス」の著者でもあり、大阪母子医療センター母子保健情報センター顧問、全国妊娠SOSネットワーク代表理事、日本こども虐待防止学会理事を務めておられます。
講師は、フィンランド国立タンペレ大学医学部教授・児童精神科医のカイヤ・プーラ先生、通訳は「ネウボラフィンランドの出産・子育て支援」の著者で吉備国際大学保健医療福祉学部教授の高橋睦子先生という豪華な顔触れでの講演会でした。

冒頭、佐藤先生からネウボラの理念として「子どもは親だけでなく、社会全体で育てる」「個を大切にした対話による家族支援」を提起されました。カイヤ先生は「親子コミュニケーション支援の実態」から専門的見地から胎児、乳幼児の脳の構造、能力、乳幼児期の有害な経験、幼年期のネガティブな経験が脳に与える影響などの話がありました。発達途上の脳は特に傷つきやすく、人生全体に及ぶ不具合(社会性、健康状態、メンタルヘルス)が生じる可能性あるとのことでした。だからこそ、親子のコミュニケーションを支援する必要性を話されました。
今本区でも推進しているネウボラのあり方、児相の内容にも深く関わるお話しを伺うことができました。

12月に突入です❗

2018年12月1日

ついに12月に突入です。定例会の最中で気忙しく、週末は地域行事などで落ち着かない日もありますが、一日一日をしっかりと無事故で過ごしていきたいと思っています。

今日は午前中は梅田小学校の音楽会を参観、午後は立石図書館講演会に参加しました。

講演会の講師は映画化もされた「ペコロスの母に会いに行く」の原作者・岡野雄一氏。ご自身の母親の認知症介護の日々を通しての体験談は大変に共感しました。そしてシンガーソングライターでもある岡野さんは、母親の生活や生き方を綴った自作の歌を披露してくれました。最後のサイン会では持参した本にサインして頂きましたm(__)m

立石図書館には3階フロアに認知症に関する本を集めたコーナーがあります。これは、図書館職員の方の発案で設置したとのこと、大変に大事な視点で、素晴らしいことです。多くの方に手に取って頂きたいと願っています。
私は介護福祉士としての経験から議会質問では家族介護者の支援策や認知症対策強化の施策を必ず質問・提案しています。今後もしっかり取り組んでまいります。