9月3日、同僚議員と共に横須賀市の「はぐくみかん」を訪問し、児童相談所の視察をさせて頂きました。
同市は中核市として全国で2箇所設置された児童相談所を持つ自治体です。(横須賀市と金沢市)
葛飾区では、34年の設置を目指しています。横須賀市は平成18年に児童相談所を開設し今年で12年ということで、設置の経緯、これまでの経過、現状と課題などご説明頂きました。
設置については当時の市長が「横須賀市の子どもは横須賀市で守る」という強い姿勢から、子ども虐待防止事業を立ち上げて、いち早く虐待防止に取り組んできました。平成15年に総務大臣に児童相談所の権利拡大を要望、平成16年の改正児童福祉法成立をきっかけに、児相の準備室を立ち上げて開設に到りました。
また一時保護所も視察させて頂き、詳細にわたりお話しを聞くことができました。児童福祉司、児童心理司、相談員等の役割分担も効果的に配置し対応しているとのことです。
横須賀市は子どもに関わる課をすべてこの「はぐくみかん」に集約し、子育てのワンストップ窓口としています。ここに児童相談所もあります。
ここに来れば子育てに関する手続きや相談など全てに対応できるということで、市民にとって大変に分かりやすく、使いやすい施設であり興味深く学ばせて頂きました。
「葛飾の子は葛飾で守る」この決意と責任感は忘れてはいけない信条です。今回の視察で学ばせていただいたことを、本区の児童相談所設置にあたり、議会の中で生かしてまいります。