15日、豊島区で実施している中高生センター「ジャンプ東池袋」と、5月10日に開設する「東池袋フレイル対策センター」を訪問し、お話しを伺いました。
フレイルとは「虚弱」の意味を持ち、健康と要介護状態の中間の状態のことで、適切な対応により健康な状態をにもどるといわれています。
要介護状態にならないために、フレイル対策の拠点が開設されます。ここでは、どなたでも参加できるフレイル対策事業、相談事業、認知症対策、カフェ、おとな食堂を展開します。
また、同じ建物の2階には、中高生センター「ジャンプ東池袋」があります。
午前中9時から午後5時は乳幼児、小学生の「子育てひろば」として使用し、午前10時から午後8時までは中高生が使用できます(中学生は7時まで)。
ここには、食事や調理、DVDを観たりできる多目的室、バンドの練習ができるスタジオ、卓球やダンスができるホール、漫画や赤本もある図書コーナーもあります。更に、屋上には、バスケット等を楽しめるようになっています。
ここから、高校生バンドの大会で賞を取ったり、自主映画を作製し評価されるなど、多彩な可能性を広げる場にもなっているようです。
豊島区は13年前に児童館を廃止し、児童館を利用していた小学生は、教育委員会所管の子どもスキップ(全児童クラブ+学童クラブ)に、乳幼児は区民ひろば(子育てひろば)に活動場所を変えました。
児童館を利用する中高生は約100人。中高生の居場所として区の東西に1ヶ所の「ジャンプ」を開設しました。
ここでは、中高生の自主的活動の支援、居場所、学習支援・ひきこもり・不登校・非行・虐待対応など困難を抱える中高生の支援をはじめ、子ども若者支援に関わるネットワークのステーション的な役割を果たしていました。
私は、本区においても中高生の居場所づくりは喫緊の課題であり、必要性の高い課題だと思っています。
困難を抱えた子供若者の相談窓口の設置を議会で何度も提案し、今年度から開始となります。それらの支援とともに、お金のかからない中高生の居場所、活動の拠点は必要です。
豊島区の事業を拝見し大変に勉強させて頂きました。ありがとうございました。