夜間中学校 双葉中学を視察


2018年11月9日

区内お花茶屋にある区立双葉中学校には、都内8校のひとつである夜間中学校が併設されています。
平成28年の制度改正により対象者が緩和され、それまで認められていなかった既卒者も学べるようになりました。文部科学省をはじめ全国から視察に多くこられているとのことです。

現在48名の生徒さんが通学しており、その8割が外国人で、最近はネパールの生徒さんが多いそうです。また昨年は不登校で中学校を卒業してきた人が2人、都立高校へ進学するという実績も生まれています。学び直しの場であり、不登校の受け皿としても重要な場所となっています。

既卒者は学力に応じて通学期間を1年または2年と選ぶことができます。外国人の生徒さんにとっては、日本語の習得と、全日制のカリキュラムを学んでいきます。
少人数クラスでもあるので、先生方は生徒さん一人一人の状況を理解し、丁寧に関わっておられました。
廊下でお会いした生徒さんは明るく、元気に挨拶をしてくれました。
お話を伺う中で、この学校で先生、仲間と共に学んだ経験が、不登校で悩んだ辛さを乗り越える強さを身につけていけると感じました。
夜間中学校で学び直しができる、新たな道を開いていけることを、本当に求めている方々に是非とも知っていただきたいし、そのような気持ちをお持ちの方にはこの中学校の門を叩いてほしいと強く思いました。そのために、夜間中学校の認知度を上げられるよう取り組んでいきたいと思います。