アクティブシニア応援ポイント事業を視察


2018年8月24日

8月23日、高齢者の社会参加や生きがいづくりを促進する、アクティブシニア応援ポイント事業を平成25年から実施している小田原市を訪問しました。

小田原市は高齢化率29パーセントを越えており、現在は75歳以上が増加、要支援者は9000人、2025年には高齢化率は30パーセントを越える予測です。課題の一つは要支援の方々の重度化防止が挙げられます。

小田原市では、シニアになっても元気に活動を続け地域の元気・活力につながるような生き方を推奨しています。シニアが持っている豊富な人生経験と知識、幅広い人間関係と深い洞察力を活かして地域課題を解決し次世代により豊かな社会を残すため、「生産的・創造的な活動をしながら歳をとる」という意味でプロダクティブ・エイジングを推進していくと事業の趣旨の説明を伺いました。

この事業に賛同しボランティアを受け入れてくれる場所は現在105箇所。ボランティア活動内容は場所によって異なります。ボランティアは、ご自分が希望する施設に直接連絡をとり、マッチング。1時間で1スタンプ(=100円)、(一日最大2スタンプまで)を手帳に押してもらい、10スタンプで1000円相当の商品と交換するというシステムです。(1年間期限)
交換商品としてかまほこや干物、寄木細工などの地場産品が人気だそうです。
社会参加や生きがいづくりに成果もあらわれている一方で、登録者数の伸び悩みが今後の課題の一つとしていました。周知方法やボランティア活動できる地域、場所の片寄りなどを検討しているとのことでした。
元気高齢者の支援策として大変に興味深く学ばせて頂きました。受け入れていただき、ありがとうございました。m(__)m