佐倉市の認知症対策を視察


2018年7月20日

7月18日、佐倉市が取り組んでいる認知症対策「認知症にやさしい佐倉」推進事業を学ぶため、佐倉市役所を訪問しました。

佐倉市は、「認知症にやさしい佐倉」のシンボルマークがあります。平成22年に全国を対象に公募。さくらのSの文字に助け合う市民の姿をイメージしたものだそうです。

この事業は平成22年から取り組んでいます。
佐倉市の認知症サポーターの数は18455人(平成29年度)で、サポーター1人あたりの高齢者数は2,8人で、千葉県内でもその比率はトップクラスです。(ちなみに葛飾区は7,2人)
小中学校でのサポーター養成講座のほか、中学校の演劇部の生徒さんと地域福祉協議会が協力し、認知症を題材にした劇を披露しています。更に、認知症サポーター養成講座は、たとえ少人数の集まりでもお声がかかれば何処にでも出向き、行っているとのことで、真剣さを感じました。
また、認知症の人への地域での見守り・支援として、「認知症高齢者声かけ訓練」を行っています。これは、地域で道に迷った高齢者を見かけた際に適切な声かけを行うための模擬訓練です。地域住民、市、地域包括支援センターの共催で実施しています。更に、医療と介護の連携を図るため、佐倉市独自の「さくらパス」という書面を媒介として、認知症の早期発見、早期治療と対応・支援のためのシステムをつくっています。
学ぶべきことの多い視察をさせていただきました。受け入れていただき、本当にありがとうございました。m(__)m