令和3年第1回区議会定例会が閉会


2021年3月26日

2月16日より始まりました令和3年第1回区議会定例会が本日閉会しました。

今定例会は4月より執行される一般会計予算、国民健康保険特別会計、後期高齢者特別会計、介護保険特別会計、駐車場特別会計について審議を行い、本日、賛成多数で可決、成立致しました。

令和3年度の一般会計総額は1994億2千万円で、前年比54億9千万の減、マイナス2.7%となりました。

歳入面においては、新型コロナウィルス感染症拡大による景気の落ち込みが懸念され、それを踏まえ編成され、約64億円の減収を見込んでいます。こうした中、区民目線からの事務事業の見直しなどを図り、区民サービスの低下を招かないための引き続きの努力を求めました。

歳出面では、待ったなしの新型コロナウィルス感染症への対策、地域経済を支えるための事業や、コロナ禍で区民サービスを円滑に行うために行政におけるデジタル化の推進など新たな課題に対応するための予算が計上されています。また、予算執行にあたり、財政調整基金の弾力的な活用などで編成されました。あらためて、新型コロナワクチンの円滑な接種のための体制構築、防災、子育て、福祉、教育など区民の生命と財産を守り、新しい生活様式に応じた事業の展開を求めます。

また、本定例会に、令和3年度一般会計補正予算(第1号)が提出され、全会一致で可決、成立しました。補正額は37億4830万7千円で、コロナ対策に係るもので、国、都の補助金と区の財政調整基金からの繰入で編成されました。

内容としては、一つは福祉施設や子育て施設職員、教職員、飲食店関係等の従業員へのPCR検査の拡充、高齢者、基礎疾患のある方へのPCR検査の負担軽減です。二つ目は、ワクチン接種のためのコールセンターや接種体制構築に係るものです。三つ目は、東京都の出産応援事業に関して区が担う業務の費用です。

コロナ対策に係る事業が効果的に実施され、しっかりと支援が行われるよう注視してまいります。